シンダー・コーンに登ってきたよ。ラッセン火山国立公園 その3 (Hiking in Cinder Cone, Lassen Volcanic National Park)
シンダー・コーンに登ってきたよ。ラッセン火山国立公園 その3 (Hiking in Cinder Cone, Lassen Volcanic National Park)
こんにちは、かなたです。
今回も引き続きラッセン火山国立公園です。ビュート湖での早朝フィッシングの後の話。ちなみにビュート湖での釣りはコチラ。今日は釣りではなくシンダー・コーンCinder Coneに登ります。ちなみにシンダー・コーンとは日本語では噴石丘(ふんせききゅう)。噴火で噴出された溶岩や既存岩石(いわゆる噴石)で形成された円錐形の小丘のことです。なので、シンダー・コーンはここだけではなく、世界の色々な所で見られるわけですね。私は最初この山の名前かと思ってしまった。^^;
場所はコチラ。シンダー・コーンの右斜め上に見える湖がビュート湖。ビュート湖はシンダーコーンからの溶岩によってクリークがせき止められてできた湖だとか。
それではいざ出発です。トレイルのスタート地点はビュート湖にあるキャンプ場の脇。最初はこんな感じの針葉樹林の中を通ります。左手側に溶岩が冷え固まった岩石を眺めながらどんどん歩いて行きます。
ちょっとこの元溶岩の岩石に近づいて見ました。人の背丈と比べてもかなり高く積もってますね。この岩石の向こうにはビュート湖があります。
20-30分ほど歩くと針葉樹はなくなり、眼前にシンダー・コーンが見えてきました。噴石丘(ふんせききゅう)だから低い丘かと思っていたけど、意外と大きいぞ!
真下まで来ました。この写真で見るより実物はかなり急な坂になってます。また足元が砂なのでかなり登りにくいです。
覚悟を決めて登り始めました。予想通り足が埋まってなかなか前に進めません。坂も急です。恐らく手を使わず足だけで登れるギリギリの角度。
30分ほど掛けて頂上付近に到着しました。(^ー^)/
しかし、ムッチャきつかったので長く感じた。。。お、クレーターが見えますね。そして背景にある雪をかぶっている山がラッセン山Lassen Peak.
クレーターの縁を一周しながら景色を眺めていきます。
こちらの一枚はシンダー・コーンの頂上からビュート湖方向を眺めたもの。すごい。溶岩が確かに向かって行ったことがわかりますね。
なるほど、溶岩によってクリークがせき止められてビュート湖ができたことが一目瞭然です。
こちらの一枚はシンダー・コーンの頂上から真下を眺めたもの。
シンダー・コーンのふもと近くには溶岩ではなく、何やら変な斑状の模様の小さな丘がウニュウニュありますね。これはPainted Dunesと呼ばれるものです。
この模様は火山灰がまだ熱い溶岩の上に降り積もるとこうなるとか。。。いやー、自然は不思議なことだらけですね。
次にクレーターもちょっと観察してみます。この上部の赤い土石の部分と下部の黒っぽい土石の部分と2段になっているのは、過去に2回噴火があったためとのこと。
ちなみにクレーターの最下部まで歩いて行って戻ってこれます。
しかし、これを見て思い出すのが以前こちらの記事でも書いたアリゾナの大隕石孔、バリンジャークレーターです。やっぱり火山でできたクレーターと隕石が衝突してできたクレーターではちょっと形がちがいますね。いい勉強になった。
シンダー・コーンCinder Cone おススメです!
(^ー^)